26SSプレコレクション〜PT TORINO編〜
ringの則包です。
本日は【26SSプレコレクション〜PT TORINO編〜】ということで、一部ご紹介させていただければと思います。
PT TORINOの展示会は我々にとってビッグイベント?となっておりまして、半日以上の時間を使い、オンリーショップの店舗も構えておりますので、イメージを膨らませながらチョイスをしていきます。
プレコレクションではディレクター自ら、イタリア国内でのパンツの流れを踏まえたPT TORINOとしてのブランディング構築、そしてセールスポイントをご説明いただきます。
イタリア国内でのトレンドやポピュラーなシルエットのお話を聞いていると、細身一強大国だったイタリアでもキャロットや少しワイドなフィットが流行しているそうです。
これはPT以外のところでも最近よく耳にする話ですが、腰回りや太ももにゆとりがあり、膝からテーパードしているようなキャロットシルエットのパンツはかなり市民権を得てきているそうです。
その為、ブランド側の提案もそのようなシルエットが増加しており、イタリアパンツ事情における一つの転換点に差し掛かっているではないかと思っております。
とはいえやはり餅は餅屋と言いますか・・・いきなり極太のワイドパンツをたくさんやる、という訳ではなく、リアリティのあるフィッティングを我々はチョイスしており、メリットもたくさんございますので、実際に穿いて確かめていただけますと幸いです・・・。
そんな上記を踏まえまして、いくつかトピックをご紹介させていただきます。
【UNION】
かつてのREBEL FITを少しアップデートさせたようなシルエット。
REBEL FITとの大きな違いは膝下のシルエットです。キツくテーパードがかかり、裾幅だけで見るとSUPERSLIM FITよりも細く仕上がっているREBEL FITですが、UNIONはそのテーパードを少し緩やかにしております。
強いテーパードのため、人によってはふくらはぎがつっぱる感覚があったものが緩和され、上から下までストンと落ちるシルエットを実現されていました。
PT TORINOに新たな風を吹かせてくれるモデルになりそうな予感です。
【UNION CARGO】
同モデルでカーゴパンツもご用意させていただく予定です。
いわゆるイタリア的な細身でもなく、かといってミリタリーライクなワイドシルエットでもない、現代的なエッセンスが盛り込まれた令和版イタリアカーゴパンツと言える出来栄えだと思います。
【SLIM FIT】
定番のドレスパンツ部門では不動の地位を誇るSUPERSLIM FITに加え、一回り緩くなったSLIM FITをオーダーする予定です。
ドレスパンツだと少しの変化でも、よりシビアにあるところかと思います、よって思い切ったモデルチェンジではなく、ほんのすこ〜しの変化をつけたシルエットですので、SUPERSLIM FITをご愛用されている方にもぜひ一度トライして穿き比べていただきたいモデルです。
【SOFT 1P JOGGER】
そして今シーズントップセールスを記録したSOFT 1P JOGGERは今年以上に力を入れて展開いたします。
様々なブランドでプッシュされており・・・というか提案していないブランドの方が少ない気がするシャーリングパンツ故、30年後にファッション史を語る本が出版されればおそらく「2020年代はシャーリング、ドローコード、リラックスフィット全盛の時代」とか書かれるんじゃないでしょうか。
同じリラックスパンツでも各ブランド十人十色の特徴が光っておりますが、PTの特徴は?と言いますと、ドレスで培われたシルエットの美しさがイージーパンツにも余すことなく反映されているのが強みだと思います。
PT TORINO DENIM
【REBEL】
【INDIE】
デニムももれなく事情が変わってきており、店頭でも今までよりゆとりのあるフィットを求められる方が急増しております。
現在、数あるモデルの中でもスーパースリムフィットである”SWING”が牽引しておりますが、今後は細身ベースのシルエットは変わりはありませんが、少〜しずつゆとりを設けたフィットが台頭してくると思われます。
それに該当する日本企画のモデルや”JAZZ”、”BREAK BEAT”というモデルが存在しているのですが、デニムについてのトピックはメイン展終了後にまた改めてご案内できればと思います。
明日はringのプレコレクション その3 をアップいたします。