現地で感じた4つのポイントとは!?
ナポリから始まった今回の出張も、気づけば全日程を終了しあっという間の11日間でした。
僕が出張に同行させて頂くようになってから初めてとも言える連日35度近い酷暑も、雲一つない晴天続きのイタリア!を感じることが出来たことは、何よりも?ラッキーな事だったと感じています。
一部のSNSでは、PITTIに飽き始めているのでは?なんて事も書かれていましたが、それでもやっぱり”生”で得る情報やトレンドはここでしかキャッチ出来ないことを再認識した今回の出張でした。
とは言え、新規ブランドの発見は少なかったんですが・・・(汗)。
しかし、既存ブランドの手応え?や来シーズンの傾向やトピックスは、ringのフィルターを通して皆様に発信出来るのではないかと思っています!?
先ほどもお伝えした通り、連日35度近い気温ということもありPITTI会場ではタイドアップした人が非常に少なく、暑さに対応出来るカジュアルな装いが目立っていました。
ですので、ファッショニスタの格好から汲み取れる情報(トレンド)というのは少なかったんですが、各ブランドから提案されていたコレクションに変化を感じましたので、そのポイントを4つご紹介させて頂きます。
一つ目は”色”。
皆さんもご存知の様に、ここ数年シーズンシックな色味の提案が続いていましたが、来シーズンはガラッと変わります!?
プレコレクションからの流れをそのままに、赤、黄、緑、青といった春夏らしい綺麗な色目が復活します。
ブルー系やブラウン系といった軸になる色に変化はありませんが、差し色の最有力として挙げられるのが赤系です。
ピンク、ワイン、朱色、チェリー、コーラルと様々です。
赤と同じくらい差し色として多くのブランドから提案されていたのがこちらのイエローです。
多彩なトーンでの打ち出しは赤系同様です。
とは言え、単体ですと結構難易度の高い色なので、ホワイトやベージュ、ブラウンといったナチュラルカラーと組み合わせて柔らかな印象に持っていくというのが来季のポイントです。
二つ目は”柄”。
個人的には一番大きな変化と感じるポイントです。
ウィメンズの流れを受けてか、メンズでも今までに無いくらい多くの柄の提案が目を引きました。(特にシャツでの提案が目立っていました)
フラワー、ボタニカル、ハワイアン、ジオメトリック、キャラクタープリントなどなど、ここ数シーズン、カットソーに押され大人しなかったシャツが、来季は一気にフォーカスされそうな予感です!?
三つ目は”開襟半袖シャツ”
イタモノでは御法度?とされていた半袖シャツがここにきて赤丸急上昇!
シャツニーズの再来を予感させる張本人です。
一部の感度の高い人は既に取り入れていますし、カットソーの対抗馬として間違いなく来季の台風の目となりそうなアイテムです。
着こなしのポイントは一枚ではなくインナーにカットソーを着る。です!
慢性的なシャツ事情の新たな風!?としてringでもいつくか提案していきたいと考えていますし、個人的にもリネンやシアサッカーのソリッドものに挑戦してみようと思っています。
そして四つ目は”コロニアルなテイスト”
こちらは予てよりringで発信していきたいと思っていたテイストです。
特にサファリジャケット&シャツの打ち出しが多かったのが印象的です。従来の様にカットソーに合わせるというよりは、タイドアップやスカーフを巻いたキレイ目MIX と言う点が従来とは異なります。
(もちろんカットソーに合わせても◯です。笑)
イタリアンカジュアルにアメリカやイギリスものをうま〜く取り入れたスタイリングが、来季は本格的に盛り上がるのでは?と感じましたし、PITTIのブースも例年以上にその香りを感じさせるブランドが増えていました。
駆け足ではありますが、以上4つの点が僕なりに気になったポイントになります。
各バイヤーさんやお店のテイストによって受け取り方は異なると思いますが、ringとしては上記を踏まえた提案を積極的に取り入れて、既存アイテムとのMIXスタイリングを発信出来ればと考えています!
まだ来シーズンの話ですので、ピンッと来ない方も多いとは思いますが、是非楽しみにお待ちくださいね〜
それでは!