出張報告~PITTI編~
昨年の寒波がまるで嘘のような温かい陽気で迎えたPITTI当日。
最近は盛り上がりに欠ける?なんて事も言われているPITTIですが、そんな風評も跳ね除ける人の多さや派手な装飾にまだまだ元気じゃ〜んと思いつつ、やはり”腐ってもPITTI“と感じた初日でありました。
先日のブログで大阪店の葭がハードルを上げてくる”フリ“をしていましたが、そんなフリはサラリとかわしつつ(笑)、で、気になる来シーズンの傾向はと言いますと、今季同様にブリティッシュテイストが継続します・・・(汗)。
正直、もうお腹一杯?なんて方も多いとは思いますが(笑)、継続します。
しかし、そんな変わり映えのないテイストながらも、来季は英国特有の臭みが少〜し緩和され、色や素材に変化を加えた新たな“かたち”を提案していると感じました。
今季爆発したキャメルやベージュ、そして鉄板ネイビーといった色味は、来季も継続と言った感じです。
そして、一部で提案されていたマスタードカラーが来季は本格的にマーケットに浸透していきそうな予感です。
ウィメンズのトレンドカラーでもあったオレンジやテラコッタを始め、ベリー系パールプルといった色味も来季要注目カラーとして、シックな秋冬に彩りを加えるキーカラーとなっていくことは間違いなさそうです。
今のトレンドの流れは、ウィメンズから始まった流れがそのままメンズに落とし込まれると言った図式が確立しつつあると感じています。
もちろん、それ以外の要素もあると思いますが、この図式は暫く続くのでは?なんて事も感じた次第であります。
素材の提案はというと、英国的ツイードやフランネルを軸に、こてこての野暮ったい雰囲気をというよりも、それらにトリートメントを施した様なクリーンさも伺える提案が来季らしいと感じます。
その中でも、プレコレクションから提案されていたコーデュロイの提案の多さには目を引くものがありました。
これもウィメンズのトレンドから派生したものであると感じましたが、細畝or太畝のチョイスは、各ブランドによって異なる部分があり個性を感じるポイントでもありました。
上記の傾向を踏まえ、来季はマスタード、テラコッタ、ベリー、パープルがキーカラーとなってきますから、色を積極的に取り入れていくスタイリングにもringとしては注目したいと思っています。
例えば、グレー×マスタード、ブラック×ベリー、ブラウン×テラコッタという具合に、ベーシックカラーに色を加える。そしてサイズ感もピッタリし過ぎないちょいユルなシルエットを上品に着こなす提案や今までトーンオントーンで纏めていたスタイリングに、カラーニットやパンツを合わせる”色遊び”が面白いと思っていますし、積極的にプッシュしていきたいなと考えています。
最後に、恒例となりました例のやつで締めたいと思いますm(_ _)m
『ほぼフリーザ!? PT01 the DRAPER(ザ ドレイパー)』
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