出張報告〜ミラノ ショールーム編〜
4日間に渡って開催された祭典を終え、向かうはいざMILANO!!
PITTIでのホットな”流れ”を手土産に、現地でオーダーを控えているブランドやringの核となるブランドのショールーム巡りと、例年になくタイトなスケジュールの中、気合を入れて行って参りました!
と、意気揚々乗り込んだものの・・・第二のPITTIことWHITEでは、残念ながら収穫はございませんでした・・・(涙)。
が、しかし!ここで気を落とすわけにはいきませんし、まだまだ先があるぞと言い聞かせつつ見て回ってきたMILANO最新情報をお届け致します!!
STILE LATINO
奇才ヴィンチェンツォはやっぱり凄かった・・・(驚)。
と、毎回一歩先を行く提案と圧倒的なプレゼンテーションを前にそう思うのですが、今回はその予想を上回る出来栄えに、私のみならず弊社バイヤー陣もろとも完全にノックアウトされました・・・
突出すべきはコートのコレクション!
ブルーラベルと銘打ったNEWラインは、スポーティ&エレガントと題し、将来を見据えた前衛的なモデルとして来季より登場します!
ややオーバーサイズの提案や着丈を長くした今を感じさせるデザイン、そしてサーモア入りのライニングやフランネルをブラッシングした生地にプリントを施したもの等々・・・ほぼエクスクルーシブというから驚きっ!
特に刺さったのが良い塩梅に力の抜けたトレンチコート(画像4番目)。元来の武骨で男らしいイメージを完全に払拭し、カシミアを使った上品でいて繊細かつ大胆な提案に、これやりますっ!!!と生地値も確認せず即決してしまいました・・・(汗)
というくらい惚れ惚れするコートでした。
また、従来のダブルのチェスターコートも、背幅の改良や着丈の変更に着手したとの事で、これまたグンバツの出来栄えとなっております。
来季を待たずして、ワクワクドキドキが止まらない・・・流石はSTILE LATINOでした。
コレクションとは別に、来季はring×STILE LATINOで面白いコトを企画しておりますので、こちらも期待してお待ちください~
ALTEA
17FWより、元T-JACKETの企画に携わっていた方を迎え、スニーカーに合うイタリアンテーラードをテーマにアンコン仕様のNEWラインが登場!ほんの~り香るモダンな雰囲気とALTEAらしいポップさを共存させたこちらは、勝負を賭けたALTEAの意気込みを感じるプレゼンテーションでした。
また、レギュラーラインの方も負けず劣らずでして、ブリティッシュやサルトを意識したセットアップ提案やニットもハイゲージを積極的に打ち出していたりと、今までとは一味違う”大人のALTEA”を垣間見ることが出来そうです。
個人的には、ストールやソックスといったアクセサリーのクオリティの高さに驚かれました。
生産国を全てイタリア製にシフトし、ポップさではなくエレガントな雰囲気すら感じさせましたし、昨今のトレンドを察知し、得意分野を突き詰めていくといった攻めの姿勢も感じ取る事が出来ました。
兎に角、来季のALTEAは”色気”も感じさせてくれそうです!?
Drumohr
来季からデザイナーが代わる事もあって、いい意味でDrumohrらしからぬモダンなエッセンスが注入されていたコレクションでした。
スコットランド発祥ということに立ち返った生地(ジーロンを中心にシャギーやフィッシャーマン)の提案を積極的に行い、その中でアイコンでもあるビスコッティ柄を多く用いていたことが印象的でした。
あくまでもクリーンに臭くなり過ぎないテイストを意識したという様に、色・柄・生地・織りと今までにないような提案が新鮮でした。
GRAY&Fablizio Del Carlo
ringに於ける現地オーダーブランドとして楽しみにしているのがこちらの両ブランドです。
所謂イタモノ系ニットの系譜とは一味違った、モダンな雰囲気と行き過ぎないデザインが持ち味でありまして、いい意味で”一癖ある”この感じがたまりません。
今まではローゲージを主とした提案が多かった中、今季は趣向をがらりと変えハイゲージを中心としたコレクションにシフトしていることが印象的でした。
今季は、季節の狭間に着用できる”アイモノ”が少なかったこともあり、そこも意識しながらピックアップして参りましたので、いつもと違った提案もお楽しみくださいね!
明日はこちらより“PT01&05~MILANOシールーム~”最新情報をお届け致しますので、是非ご覧下さい~
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